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2020/11/24

資産運用/NISAについて

1, はじめに

人生100年といわれる時代を生き抜くためには、しっかりとした人生設計を立てる必要があります。
同時に、老後に向けた家計の見通しを立て、将来に向けたお金の問題についても早い時期からしっかりと考えていかなければなりません。

公的年金が先細りしていく事を考えると、老後資金の必要性は高まるばかりです。それを解決するために資産運用は必要不可欠で、計画的な資産運用をする事で老後資金不安を解消する事は可能です。

そこで、今回は資産運用において最適な制度であるNISAについて解説します。


2, NISAについて

NISAには3つのカテゴリーがあり、それぞれに非課税投資枠と投資期間が設定されていて、 そこから発生する利益(売却益・配当・分配金等)が非課税となります。

それぞれの特徴を詳しくご説明します。

①一般NISA

国内外上場株式・株式投資信託・国内外のETF・国内外のREITなどを投資対象とした制度です。非課税投資枠は年間120万、投資期間は最長5年なので、最大600万の金融商品を非課税で保有できます。
1年の間であれば、1度に120万の投資をしても、例えば1月に50万・5月に30万・7月に30万と分けて投資しても大丈夫です。一般NISAの投資方法は、一括・積立のどちらも可能です。

②つみたてNISA

少額からの長期・積立・分散投資をするための制度です。一般と比べ年間の非課税投資枠は40万と少ないですが、非課税期間が20年と長く、最大で800万の金融商品を非課税で保有できます。対象商品ですが、手数料が低水準・頻繁に分配金が支払われないなど金融庁の条件をクリアした、「株式投資信託と上場投資信託(ETF)」に限定されています。

つみたてNISAの投資方法は積立のみとなり、一括投資は出来ません。
購入する際にかかる購入時手数料や口座管理料も無料で、運用管理費用も非常に安く、長期に渡る積立を奨励するための制度と言えます。

例えば月々3万円を20年間積み立て場合、期間中の利回り次第で図1のような結果となり、この増加分がつみたてNISA口座だと非課税となります。
実際つみたてNISAの対象となる投資信託でも、5%前後の利回りを維持している商品は決して珍しくありません。

キャプチャ

③ジュニアNISA

未成年者を対象とした制度で、非課税投資枠は年間80万・非課税期間は5年で、最大で400万の金融商品を非課税で保有できます。非課税期間が5年にも関わらず、18歳まで払い出しが出来ない点もあり、あまり普及せず残念ながら2023年末で制度が終了する事になっているので、詳しい説明は割愛します。


3, 最後に

以上、NISAについてご説明しましたが、そもそもNISAは国が「貯蓄から投資へ」のシフトを促したくて作られた制度です。自助努力で老後資金作りをして欲しいというメッセージが込められている事を忘れてはいけません。

この機会にNISAを活用して、資産運用を始めてみてはいかがでしょうか?NISAに関しては当社も取り扱いしておりますので、お気軽にお問い合わせ下さい。

< 参考 >


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