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2016/03/16

受付で用意する釣り銭の目安は?

1.クリニックや歯科医院の受付で準備しておく釣り銭の目安は?

医院や歯科医院を開業する時に意外と聞かれる素朴な質問に、「お釣りをいくら置いておけばいいか」というのがあります。
準備しておく釣り銭の額については、クリニックや病院によって違ってくるので、もちろん一概には言えないのですが、例えば個人のクリニックなら、5万円小口現金があればおおむね問題ないでしょう。
45000円という小口現金をどのような金種で準備しておくかというと、あくまでも一例として考えてもらいたいのですが、

5000円 x 3枚 = 15000円
1000円 x 20枚 = 20000円
500円 x 10枚 = 5000円
100円 x 30枚 = 3000円
50円 x 10枚 = 500円
10円 x 150枚 1500円

といったところでしょう。

ただし、繰り返しますがあくまでも一例として考えていただき、近く開業される方でご不安な方は、最初だけ少し多めに準備しておき、しばらく日々の無くなり具合を見ながら自分の医院にあった額や金種に変更されるといいでしょう。

例えば、2万円が小口金庫にあった場合は、それを細かく金種毎に5000円~1円まで分けると思いますが、クリニックとかだと窓口負担金額が1円単位のものが発生することはあまりないので5円や1円はいらないと言えばいらないです。
ただし歯科で自費診療がある場合に、消費税の関係で1円単位まで患者さまに請求されるところは1円まで置いておいたほうがいいでしょう。
病院は高額療養費が発生する場合があるので、病院によって10円以下は端数処理しているところもあれば、1円単位までいただいているところもあるので、その病院によって必要な最低金種は変わってきます。


2.医院の受付にレジは必要なのか?

レジがあるメリットは、1日の締めに現金を合わせる際に、レセコンの数字とレジの数字を合わせられるというメリットがあります。
現金が合わなかった時にはレセコンから出る帳票とレジのレシートを突き合せれば、貰い間違いなのか、打ち間違いなのかが判断できます。
しかし、歯科・病院の受付にレジは特に必要ないというところも多いです。
レセコンとレジが連動していたら良いのですが、連動していない場合だと、レジの入力ミスがあったときにレセコンと合わなくなって大変になるという弊害があります。

また、レジ打ち自体も慣れてないと操作が大変で、レジは金額の管理だけなので意味がないとも考えられます。
そのため、レジの代わりに小さな金庫を置いているところも多いです。


3.まとめ

これらの質問は開業前の先生や奥様、受付担当の方からよく聞かれます。
お金に関わる重要な部分ですので、しっかりルールを作りチェック・管理していくことをお勧めしています。
これに加え、レジや金庫の金額が合わない・多い場合のルールなども明確化しておき、不正などがおきない管理体制を最初から築くことが大切です。



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