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2022/09/06

スタッフが喜ぶ福利厚生は何?

1.はじめに

スタッフの採用や定着支援のために福利厚生の充実を検討している先生もいらっしゃるかと思います。そこで今回のコラムでは、福利厚生とは何か、どういった種類があるか等を解説していきたいと思います。


2.そもそも福利厚生とは何か

福利厚生とは、給与や賞与とは別に事業主が従業員やその家族の生活の質や健康を守るために行うサービスのことです。この福利厚生は法定福利厚生と法定外福利厚生の2つに分かれます。


3.法定福利厚生と法定外福利厚生とは

法定福利厚生

法定福利厚生は法律で定められているもので、労働保険と社会保険で構成されます。労働保険は労災保険と雇用保険があり、社会保険は健康保険と介護保険と厚生年金があります。他にも子ども子育て拠出金があり、子供手当などに充てられています。

法定外福利厚生

一方法定外福利厚生とは、事業所が独自で定める福利厚生となり、どのような制度にするかは原則自由です。何気なく設定している事業所も多いですが、通勤手当もこれに該当します。その他には家賃補助などの住宅手当や誕生日休暇などの特別休暇、退職金制度の導入などがあります。また近年では福利厚生を専門の業者にアウトソーシングするような事例もあります。


4.福利厚生を充実させることで享受できるメリット

やはり、採用やその後の定着に非常に有利に働くということです。給与は同じでも、色々な手当や退職金制度がある事業所とそれらが無い事業所では、当然ながらある事業所に求職者は応募してきます。前段でご説明しました法定福利厚生の社会保険については法人でなく、5人未満の医療業に関しては、社会保険の強制適用事業所ではないので、従業員を社会保険に加入させる義務はありませんが、申請をして認可されれば、適用事業所にすることも可能です。求人応募の際も就職先が社会保険に加入しているかどうかはかなり重要視されますので、まずは社会保険加入をご検討いただき、その後手当の増設や制度の拡充に着手されるが良いかと思われます。


5.看護師・歯科衛生士アンケート福利厚生の回答結果

アップパートナーズグループでは、2022年1月から2月にかけて看護師と歯科衛生士を対象にWEBでアンケートを実施し、「あったら嬉しい福利厚生」(自由回答)についてお尋ねしました。

看護師の回答

看護師(有効回答数:196人)を対象にした結果では、休暇が60人(15%)で最も多く、次いで旅行関連19人(4%)、住宅手当17人(4%)、医療費関連(3%)となりました。休暇と回答した方の内訳を見ると、誕生日休暇、育児休暇が最も多く(それぞれ10人)、次いで生理休暇(7人)、リフレッシュ休暇、特別休暇(それぞれ6人)となりました。

歯科衛生士の回答

歯科衛生士(有効回答数:82人)を対象にした結果でも、休暇が28人(15%)と最も多い傾向にありました。次いで、厚生年金が9人、スポーツジム法人会員が7人、旅行関連が6人という結果になりました。
休暇の内訳を見てみると、看護師と同じく誕生日休暇が4人で最も多く、次いで有給休暇、リフレッシュ休暇、子供の誕生日休暇がそれぞれ2名となりました。

看護師、歯科衛生士ともに「誕生日休暇があったら嬉しい」との声が聞こえてきました。年に1度の特別な日の休暇、導入を検討してみても良いのではないでしょうか?

※その他、残業時間や給与・賞与額、転職理由などのデータもございます。気になる方は弊社担当者までご連絡ください。


6.まとめ

いかがでしたでしょうか?福利厚生はどれを導入していいか分からない、どうすれば経費として認められるかという問題も生じてきます。ご不明な点がある方は顧問の社労士事務所、または弊社社会保険労務士法人かぜよみまでお問い合わせいただければと思います。

社会保険労務士法人かぜよみ
https://kazeyomi.or.jp/



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