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2021/11/30

正職員への転換のススメ

クリニック,雇用,採用,非正規職員

コロナ禍の今だからこそ優秀なパート・アルバイト(非正規職員)を、正職員に転換し、助成金を活用されてはいかがでしょうか?
 

1.「正職員への転換」と「契約社員採用」

雇用情勢を測る1つの指標となる有効求人倍率は、令和2 年10月現在で1·04と前月をほんの僅か上回りました。しかし、新規求人は前年の同じ月より10か月連続で減少しています。

新しく人を採用することが難しくなっている状況下において、人手不足を解消するためには、すでに働いているパートやアルバイトを正職員に転換するという方法が考えられます。現在パートやアルバイトとして働いている人であれば、院内業務をそれなりに把握しているはずです。正職員に登用してもミスマッチは起きにくく、優秀なパートやアルバイトを正職員として登用することで、院内の生産性が上がることが見込まれます。

人員不足でスタッフを雇用したいのに、募集した職種の経験がない方など即戦力にはならない人材が応募してくることもあるでしょう。そのような場合には、まずは契約職員として雇入れ(応募者との合意の上での契約が必須です)を行う方法があります。この方法はお互いのミスマッチを防ぐためにも有効です。正職員に求める基準に達した半年後や1年後に正職員に転換するということも、一つの手段として考えられます。

さらに、パートやアルバイト等の非正規職員を正職員に転換することで国から助成金が支給される制度があります。それがキャリアアップ助成金・正社員化コースです。

最大支給額は1人当たり72万円!

具体的な支給額は次のとおりです。

① 有期雇用→正職員/57万円
② 有期雇用→無期雇用/28万5000円
③ 無期雇用→正職員/28万5000円

また、所定の基準による生産性の向上が認められれば、①の場合は72万円、②または③の場合は36万円とより高い金額が支給されます。
※大企業の場合は金額が異なります。
※有期雇用とは6か月契約や1年契約など期間の定めのある労働契約で働く方を、無期雇用とは契約期間の定めはないが正職員ではない方を指します。

ほとんどの助成金と同様に、キャリアアップ助成金・正社員化コースを受給するためにも事前の準備が必要です。具体的には正職員転換を実施する前に

①キャリアアップ計画書を作成し、都道府県労働局長の確認を受ける
②就業規則等に正職員転換制度を制定することが必要です。

また、正職員に適用する就業規則の整備も併せて行う必要があります。この事前準備を行わなければ助成金の受給ができませんので注意が必要です。


2.受給のポイントは法令遵守?

助成金申請の際には正職員に転換する前、及び転換後の雇用契約書を提出する必要があります。
また、対象期間(正職員転換前及び転換後各6か月分)のタイムカードや賃金台帳もあわせて提出することとなり、支給申請の審査において

・契約書の内容や就業規則の定めの通りになっているか
・雇用保険や社会保険が正しく適用されているか
・残業代が正しく支給されているか

など、いわゆる「法令を正しく守って運用しているか」が厳しくチェックされます。つまり、日頃から適切な労務管理を行っていることが助成金受給においてとても重要となるのです。


3.最後に

もし現段階で労務管理に問題があったとしたら、助成金の受給は難しいのではと考えてしまうかもしれません。しかし、今から早い段階できちんと整備していけば、将来の助成金受給は十分可能です。適切に労務管理を行うことは、助成金の受給のためだけではなく、クリニックやスタッフを守ることにもつながります。

ちなみに、労働関係法令に基づく助成金の申請書の作成および行政機関への提出等は事業主以外では社会保険労務士にしかできません。弊社でも助成金の代行申請を実施しておりますのでお気軽にご相談ください。


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