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2023/10/04

車にかかる税金には何がある?

1.はじめに

車を購入、所有するとさまざまな税金がかかります。購入時にかかるのが環境性能割、車検時と新規登録時にかかるのが自動車重量税、毎年かかるのが自動車税、軽自動車税です。今回は車を所有する場合、それぞれどのような場面で税金がかかっているかをご説明します。

 

2.車にかかる税金には何がある?

①環境性能割

自動車の購入時にかかる税金です。
収める税額は車の取得価額×税率で計算されます。
税率は燃費性能に応じて変わります。
普通自動車(登録車)は0~3%、軽自動車は0~2%課税されます。
燃費のいい車ほど税が軽減される仕組みです。例えば250万円の乗用車を購入した際に、電気自動車は非課税(税率0%)で0円ですが、燃費基準が60%未満の車は75,000円(税率3%)かかります。

②自動車重量税

自動車重量税は、車検や新規登録時にかかる税金です。収める税額は自動車の重量や経過年数等に応じて決まります。
新規登録から13年以上・18年以上経過している車に対しては、環境負荷が大きくなるため、税負担も徐々に増えます。

環境性能に優れ一定の基準を満たした自動車にはエコカー減税が適応されます。エコカー減税の対象になると、取得時および初回継続車検時の自動車重量税が25%~100%減税されます。現在のエコカー減税は2026年4月30日までに新規購入された車が対象です。
例えば1tの3年自家用乗用車を新車新規登録する際の自動車重量税は以下の通りです。

・非エコカー 24,600円
・エコカー 15,000円(本則税率)

→更にエコカー減税の対象となれば
100%減税で0円、50%減税で7,500円、25%減税で11,200円
(燃費基準の達成率で減税率が変わります)

③自動車税・軽自動車税

自動車税、軽自動車税は、毎年4月1日時点での自動車の車検証に登録されている方にかかる税です。年度(4月~翌年3月)の途中で普通車を購入した場合は、購入した月の翌月から翌年3月までの月割り分がかかります。
収める税額は総排気量に応じて決まります。排気量が500cc増えるごとに金額が加算されていき最小18,000円~最大111,000円です。
自動車税・軽自動車も環境性能の良い自動車にはグリーン化特例が適用され減税制度があります。対象となるのは乗用車であれば・電気自動車・燃料電池車・天然ガス自動車・プラグインハイブリッド車で2026年8年3月31日までに車新規登録を行った場合です。
翌年度分の自動車税が概ね75%減税されます。

 

3.最後に

車の購入、所有には多くの税金がかかります。車の購入する際には取得価格だけでなく維持費や減税額も考慮して検討されることをおすすめします。

 


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