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2018/10/25
運営上必要な収入について

運営をしていく上で必要な収入はいくらでしょうか。また、そのために必要な目標診療人数を教えて下さい。

はじめに

医院を運営していく上で必要な収入を把握しておくということは、現状の資金繰りを考える上ではもちろん、将来的な設備投資や人員補充を考える上でも欠かせない要素となります。もちろん、医院によって必要収入は異なりますので、今回はざっくりと必要収入等を把握できる簡単な計算方法を記載します。

必要な収入の計算方法について

まずは、必要な収入の計算方法についてです。簡単な計算方法を下記に記載します。

毎月絶対にかかる固定費(人件費、家賃、水道光熱費、消耗品の購入費、医師会や歯科医師会の会費など) + 借入金返済の元金 + 生活費(個人事業の場合のみ※)= ①
※法人の場合は人件費の中に先生の役員報酬等も含めて下さい

① ÷ 売上総利益率※ = 必要な収入
※売上総利益率 = 1 -(材料代・技工代・検査代÷収入)

計算に必要な各数字は、お手持ちの資料別に下記の項目をご参照下さいませ。
(全て損益計算書)
資料:残高試算表/販売費及び一般管理費の項目から減価償却費を引いた金額
資料:個人事業決算書/真ん中の列の計+専従者給与から減価償却費を引いた金額
資料:法人決算書/販売費及び一般管理費の項目から減価償却費を引いた金額

恐らく、開業当初や借入の返済が始まるまでが一番気になる時だと思います。開業したてで上記の参考資料が無い場合は、ざっくりと固定費を出した上で、返済元金額と生活費を足していただき、医科であれば0.9で割戻し、歯科医院であれば0.8で割り戻していただければおおよその必要収入額が出ます。

現状の必要な収入を把握する場合はもちろん、新たに設備投資をする際など、銀行の返済が◯万円増えるけど大丈夫かな?もう一人衛生士を雇用したいけど人件費が増えたらいくらくらい必要なのかな?という場合にもご利用いただけます。その場合、固定費の部分に、増える金額を足した上で割戻しをして頂ければその金額に応じた必要収入が算出されます。

目標診療人数について

上記の計算で必要な収入が出た後は、目標診療人数を計算してみましょう。
計算方法には2パターンあります。

1)保険診療がメインの医院
保険診療がメインの医院では、診療報酬と述べ患者数から診療単価を求め、目標人数を算出します。

保険診療総点数÷述べ患者数(レセプト枚数ではなく述べ人数)= 診療単価(点数)

必要収入 ÷(診療単価×10)= 目標診療人数

2)保険診療と自費診療どちらもある医院(自費診療が総収入の30%超くらいが目安)
保険診療、自費診療どちらもある医院では、総収入から診療単価を求め、目標人数を算出します。診療単価の単位は点ではなく円です。

月の総収入 ÷ 述べ患者数(自費診療のみの患者も含めた述べ患者数)= 診療単価(円)

必要収入 ÷ 診療単価(円)= 目標診療人数

まとめ

いかがでしょうか。必要な収入及び目標診療人数を把握することで、今後の医院の戦略や計画をたてやすくなると思います。まずは、月次の残高試算表など、参考になる資料をしっかりと作成されて、目安を把握されることをお勧め致します。


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