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2020/08/31

旅費日当とはどんなものですか?何かメリットはありますか?

1.はじめに

まず旅費について説明いたしますと、旅費には交通費宿泊費、そして日当があります。
旅費日当とは、出張中に発生した交通費や宿泊費以外の費用の事です。

出張中の食費や少額の諸雑費の支払いに充てるための費用であり、出張している社員の慰労や出張手当としての意味が含まれることもあります。
特に研修及び学会等、業務上の出張が多い医療機関におきましては、旅費日当を支給しているケースが多く散見されます。
但し、現行では個人事業主の場合は、旅費日当は必要経費に算入できませんので注意が必要です。


2.導入のメリット

税務上の観点から旅費日当のメリットといたしましては、以下の通り考えられます。

①  法人税法上、経費として認められます。
消費税法上も条件を満たす事で、課税仕入れとして認められますが、
医療機関のケースでは、実態として消費税法上のメリットを享受できる場合は少ないと考えられます。

② 法人から個人へ支給された日当に関しては所得税法上、非課税所得となり課税所得にカウントされません。


3.運用について

運用については、以下の通りとなります。
出張旅費規程を作成し、出張の目的・定義、適用範囲、支給額等のルールを明確にする。
② 規程通りの金額を支給する。
③ 旅費日当精算表等、日当を支給した金額、日時、出張場所等の記録を残す。


4.補足

① 日当が高額すぎると給与課税の対象になるケースもある為、注意が必要。
支給に関しては、役員だけではなく、従業員も対象。役職別で支給額を区別しているケースが多い。
③ 出張に関して、片道の移動距離が少ないと出張扱いができないので、この点も注意が必要。
④ 具体的な日当の支給額、出張と認められる適正な移動距離等
その他詳細については、弊社担当者までお問い合わせ下さい。
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